おしごとデザイン研究所

仕事の設計書がスラスラ書ける魔法のカード「マジカ」のダウンロードは"マジカランド"で検索!

ブログタイトルを変更しました

このブログは、業務フローを誰でも手軽にスラスラと書ける魔法のカード「マジカ」とそれに関連して業務フロー周りのお話を書くところなのですが、「マジカ」の目指すところは、「誰でもスラスラと自分の仕事をデザインできるようになる」ということです。

 

その第一歩としての可視化/見える化なのですけど、マジカは見える化があっという間に出来るということで、大勢の方に支持して頂いております。一方で、マジカは単なる可視化ツールではありません。これから実現していきたい新しい業務を描くにももちろん使えます。そんな面も含めて、マジカをもっとお役立ちさせていくための諸々をこのブログでお伝えしていきたいなぁ、と考えてこの度ブログタイトルを変更しました。

 

ともすれば更新が滞りがちですが、引気長に生温かく見て頂ければと思います。引き続き「おしごとデザイン研究所」をよろしくお願いいたします(^^)

新しいカードを追加しました

マジカ2017に、またまた新しいカードを追加しました。今回は「確認カード」です。新業務フローを描く上で必須になるこのカード。実は以前のマジカ2010では標準でしたが、色々と思うところがあって2017では外しておりました。色々と調整をして、ようやく納得できる状態になったので、この度無事に公開と相成りました。

 

カードの具体的な使い方の説明が欲しいという声も寄せられているので、今年はそのあたりのテコ入れを頑張りたいと思います。

 

マジカランドからダウンロードしてご活用ください。

https://www.magicaland.org/

です。

マジカ2017に新しいカードが追加されました

ご好評頂いているマジカ2017に、新しいカードが仲間入りしました。

「めでたしめでたし」「ごきげん」「ふきげん」の3種類です。

カスタマーエクスペリエンスをデザインする時はもちろんのこと、業務フローの見える化や改善の際に非常に便利です。

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特にふきげんカードは登場してすぐに、従来の人気ナンバーワンだった「もやもや」カードを上回る支持を得ており、見える化(何の?w)のスピードが更にアップしています。

 

また今回、従来は有償だったITマジカを2017版バージョンアップするのと同時にマジカ2017の一部として無償公開することになりました。従来のマジカ2017におけるIT利用カードと組み合わせることで、AI時代・デジタル時代の仕事の見える化が更にやりやすくなります。

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尚、マジカのもちくんに対してITマジカの主役は「とうふ」くん。黙々とITな仕事をやってくれるとうふくんも、もちくんと同様に可愛がって頂けると嬉しいです(^^)

 

ダウンロードはいつもの「マジカランド」から行えます。是非お試しください。

マジカランドへようこそ! - マジカランド - 業務フローが誰でも簡単に書ける魔法のカード「マジカ!」

 

【告知】デジマジ最新版をマジカランドにてリリースしました【重要】

管理者権限のOSユーザでないとちゃんと動作しない問題を解決して一般ユーザでの動作確認をしたものです。

 

機能的には一切変更はありませんが、内部データの保持の仕方が(主として権限対応で)変更されています。そのため以前のバージョンをお使いの方はデータ移行が必要になります。

 

今後はこのバージョンを土台に機能拡張していきますので、数少ない勇気あるデジマジユーザの皆さんはなる早でこのバージョンへの移行をお願いいたします。

 

https://magicaland.org/

マジカの新バージョンをリリースしました

マジカランドにて最新版の「マジカ2017」をリリースしました。例によって無料でダウンロードしていただけます。

 

マジカランドへようこそ! - マジカランド - 業務フローが誰でも簡単に書ける魔法のカード「マジカ!」

 

これまでのバージョンにあった課題の解決とITマジカとの統合、さらにカスタマー・エクスペリエンスやサービスデザインなどの現代的なトレンドにも対応することを目論みてこの5年ほど試行錯誤してきましたが、ようやく何とかリリースしても良いのではないかなと思える感じになったので、7年ぶりの全面改訂として公開します。この先に色々と考えていることはあるのですが、まずは是非ダウンロードしてお試しいただければ嬉しく思います。

 

ここからまた少しずつ、業務フローの領域で色々とお役に立てるものをお届け出来ればと思ってます。引き続きマジカをご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

与えられるものとしての矢印

随分と間が空いてしまいました。今日は少し手前味噌な話が混ざります。業務フローのフローを表現している矢印についてです。

誰でも気軽に手軽に業務フローを描けますというのが、マジカ!のセールスポイントになっています。そして実際に、非常に多くのケースで「これなら書ける!」という声も頂いてますし、その通りの実績も出ています。

さて、これなら書けるというのは逆に言うと「あれでは書けない」になると思うのです。その「これなら」のこれというのはマジカ!であるのは間違いないのですが、ではこれじゃないもの即ち「あれ」とは何なのでしょうか。「あれ」とは従来の、あるいはマジカ!以外の業務フローの書き方・表記法ということになります。

ではマジカ!とマジカ!以外では一体何が異なるのか。実は矢印の有無にこそ鍵があります。

業務フローのサンプルを見れば、まず間違いなく矢印が書いてあります。当然といえば当然です。流れを示すのに矢印は最適な表現方法です。ところがマジカ!ではその矢印がありません。漫画のコマ割りのようにあくまでもカードの並び順でそれを連想させるだけであり、補強する場合には各カードに連番を振ることで対処しています。

この「矢印がない」ということが、マジカ!を業務フローに関心・興味の無い普通の方でも身近に感じられるようになる肝なのです。

でもどうして「矢印がない」と「これなら書ける」となるのでしょうか。逆に言うと、どうして「矢印がある」と書けないのでしょうか。

実は矢印を引く・書くという行為は、日常的にはあまりというか滅多にやるものではありません。日常的に矢印というものはあちこちで目に入ってくるものです。道路標識から始まって、お店の中の各種案内、端的に言えばデパートの中でトイレを探すときにはその標識の矢印に沿って行動しています。

…そうです、日常において矢印というのは「ある」ものであって「書く」ものではないのです。予め書かれている矢印に従うものであって、自分が書くというのは例えばバザーやイベントなどをやって入り口はこちらですとかというように、案内する必要があるときに書くくらいのことであり、それはつまりハレとケでいうとハレ、お祭りのものなのです。つまり、矢印というのは自分以外の誰かが書いて与えられるものであって、自分で書くものという感覚からは程遠いのですね。

一方でマジカ!は見慣れた4コマ漫画の体裁を援用しています。そして誰しもちょっとしたコマ漫画的なものであれば小さい頃に書いたりしたこともあるでしょうし、コマを書かなくてもノートや教科書の端にパラパラ漫画を書いたことはあるかもしれません。このとき「流れ」は矢印ではなくて物理的な並び順で表現されています。矢印が無くても流れを把握できているということです。

# 最近の日本の漫画はコマ割りが高度になりすぎて、リテラシが無いと読めない状態になっていて、小さな子供が漫画離れしつつあるという話もあるのですが、ここでは割愛します。

フローというのを矢印ではなく時間の流れ、ストリーム的なものだと考えれば、音楽や小説や映画なども矢印など無くても一定方向に流れが作られていることが理解できます。そして業務フローもまた時間の流れに沿った仕事の順序を表現しているのですから、その流れがわかりさえすれば矢印でなければならないというものではないということも腑に落ちるのです。

この矢印の有無というのは、ここ5年ほど色々と考えさせられているテーマのひとつなのですが、ためらいなく紙にすらすらっと矢印を引くことが出来るというのは、実は何気ないながらも非常に高度なスキルなのかもしれないと感じたりする次第です。