おしごとデザイン研究所

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メッセージパッシングと業務フロー

業務フローが欲しいと思うのは、複数の人が相互に関わりあう場合です。個人だけに閉じていれば、タスク管理とスケジュール管理の範疇で収まってしまうことが大半だからです。だから個々人にとっては業務フローを作成する有難味が見え辛いという話から、滞留とそれを解消するための順位付けをする道具としての業務フローという話をしてきました。

それはそれとして残件を残しつつも一区切りついた(ことにしたw)ので、ちょっと違う切り口で別件のペンディング分にも踏み込みたいと思います。個人ではなくてやはり俯瞰的に全体を見たときに、業務フローの本質って何なのか。逆に言うとタスク管理やスケジュール管理の範疇を超えるのはどういうものか。それは実は「やり取り」であり、格好良く言うとメッセージパッシングを表現するということなのだろうと考えています。

業務には機能と構造があり、業務フローとは構造を表すのだということを以前に書きました。

 構造としての業務フロー - 業務フローがスラスラ書ける魔法のカード「マジカ!」
 http://magica.hatenablog.com/entry/2011/11/17/010356

んじゃ機能に該当するのは何かというと、それが個人レベルでのタスク管理なのだと言えます。その個人レベルの機能を脇に置くと、業務フローの本質は「流れの構造」であり、ここでいう流れとは「やり取り」なわけです。

ということは、機能の話を別出しにしてしまうなら、業務フローで表現するのは「やり取り」だけで良いという気もしてきます。コラボレーション図やシーケンス図のようなイメージでしょうか。

この「やり取り」ということについて、しばらく続けてみたいと思います。